正直に言いますと、帯を見て買いました。
帯にはこう書かれています。
「さわやかで、どこかなつかしく、手軽にぱっと読める
ラムネキャンディーのような本 大泉洋さん」 本書帯より引用
そうです、好きなタレント、
大泉洋さんのコメントが書いてあったのです。
それに惹かれて購入。(作者の松久淳さん、ゴメンナサイ)
1つの話が6ページ。かなり短いです。
そして登場人物はみんな
「マリコさん」二十七人のマリコさんは、それぞれ違う人生を生きています。
そのマリコさんに作者がインタビューで話を聞くという
ちょっと視点の違った、面白い小説でした。
暇なときに、6ページ読む。
面白い。本当にラムネキャンディーのような
いつも置いておきたいような、そんな本です。
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この本に惹かれた理由。
サブタイトルの
「なぜ僕らの心は壊れてしまうのか」
統合失調症や、うつ病、PTSD。
精神的な病がもはや他人事では無くなってきています。
友人や家族、恋人、そして自分にもその可能性はあり得ます。
「心が壊れる」というのは、何か言い表せない怖さがあります。
これを機会に学んでみよう、ということで購入しました。
内容は、心理学メインで本当に基礎の基礎が書いてあります。
項目は細かく分けられており、少しずつ読み進めることが可能です。
「今日はもう疲れた。頭に入ってこない」
そういう時にも、区切りが付けやすい、そんな本です。
「心理テストはあてになるのか」 「『純粋な愛』はあるのか?」
といったちょっと興味を引くような内容も書かれています。
自分の心に興味がある方。
是非読んでみてはいかがでしょうか?
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手に取ったとき、やけに分厚い本だなと思い
開いてみると、そこにはたくさんの挿絵が。
挿絵って魅力的ですよね。
自分で想像して世界を創っていくのも大事ですけど
ワンシーンを見て、そこから想像を膨らませるということも
想像力を育てるには必要じゃないかなと思います。
ちょっと懐かしいような挿絵。
その挿絵に合うように、文章の構成も考えられているようで
最後の方に書かれた作者とイラストレーターのインタビューでは
絵を考えて文章を雑誌に載っていたときより多めにしたりと
色々な工夫がされていることが書かれています。
なんだか、懐かしさを感じる14の物語。
是非読んでみてください。
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「ドライブ」をテーマにしたアンソロジー。
日産TEANAスペシャル・サイトで発信されていたらしいです。
それにしても、自分は「石田衣良」さんの本をとても買っています。
多分お気に入りの作家になっているんだと思います。
本嫌いの自分が、好きな作家を見つけて読んでいる。
なんだか、一歩前進したような気分でした。
8人の作家によって書かれたドライブにまつわる話。
書き方、特に表現の仕方や会話シーン。
それぞれ違って、やっぱり書く人によって全然違うということを
改めて思いました。
文字も少なめで、1つの話が約30ページ。
本好きな人には、ちょっと物足りないかもしれません。
でも、ストレス無く読めるのでそこはオススメです。
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本屋でこの本をパラパラと試し読み。
文字もそんなに多くないし、なにより挿絵がたくさんあって面白い。
試し読みのつもりが、気づいたら買って帰ってました。
新聞記者の「私」はいきなり不思議な世界に迷い込む。
そこにはおんなのこが一人で暮らす家があった。
戻る方法が分からない私は、しばらくその家に住むことになり…。
不思議の国のアリスを現代風に仕上げたら、こんな感じになるんでしょうか。
お皿が喋ったり、車を運転したり…。非現実的な世界。
読んでいるうちに、そんな世界もたまには行ってみたいと思ったりもしました。
とにかく、リラックスして読めます。
疲れた時、ちょっと心が荒んでいる時。
寝る前に少しずつ読みたい、そんな本です。
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